『WHITE ALBUM2』全ルート体験記

本記事は『WHITE ALBUM2』のネタバレを含みます。が、詳細にシーンをばらしているわけでなくあくまでもプレイした方には伝わるという書き方にしているつもりです。なお、これ以外の作品名も出てきますが、ネタバレはしていません。

 

 

はじめに

WHITE ALBUM2』(以下、WA2)の全ルートをプレイしたのでその感想を書き記していきます。そのときの私の感情とその時の私の周りの出来事含めた内容です。WA2をクリアするまでの2年弱の体験記みたいなものです。プレイしたルートを順番に書いていきます。基本的にルートひとつにつきその日一日でクリアしています。興味のある方はどうぞ。

 

0. 丸戸史明冴えない彼女の育てかた

WA2の感想に入る前にまずどういう経緯でこのゲームをやるに至ったのかをお話しさせてください。

冴えない彼女の育てかた』(以下、冴えカノ)は私が2016年に初めて読んだライトノベルシリーズになります。ギャルゲーを作るサークルを立ち上げた主人公とヒロインたちのラブコメディです。当時、読んでいた私はあまりの面白さに他のことに手がつかなくなり、常に頭の中では「冴えカノ読みたい」という気持ちでいっぱいでした。その時はまだ完結巻まで出ていませんでしたが、新刊が出るたびに本屋に駆け込み彼と彼女たちの物語を一生懸命に追いかけていました。

そして2022年5月。改めてこの冴えカノを全巻読み返し、当時の熱が甦ってきました。三日間ほどで完走し、その後「劇場版 冴えない彼女の育てかた Fine」を再び見返しました。

今回はここで熱が収まらず、マンガ『冴えない彼女の育てかた 恋するメトロノーム』やファン感謝イベントの「冴えない彼女の育てかた Fes. Fine」に触れたり、冴えカノの深崎暮人画集を買ったり、と冴えカノの世界にどっぷりとハマっていました。

 

1. 出会い

その当時、Twitterのタイムラインを眺めているとWA2がやたらと流れてきていた。なので、冴えカノの勢いのまま購入。「WHITE ALBUM2 EXTENDED EDITION」でPC版を進めることに。

これがすべての始まりでした。

 

2. introductry chapter

というわけで早速プレイ開始することにしました。ノベルゲーム自体が人生で初めてだったのでそこも新鮮です。

主人公は北原春希。ヒロインは冬馬かずさと小木曽雪菜。

序盤は軽音同好会が分裂しかかっていて、メンバーを集めるという展開。よくあるラブコメラノベの展開かーと思ってポチポチと進めることに。

で、学園祭が近づいてきて三人でのステージパフォーマンスのための練習。この時間にどれだけのことがあったのかを知るのはのちのこととこのときは思いもよらなかった。

その後、ステージは大成功しこの後も伝説のステージと呼ばれることに。そして歌われた「届かない恋」。もう震えが止まりません。

ここから本領を発揮してきました。

まず学園祭終わりの出来事。ついに小木曽雪菜が動きます。おおーここで物語と三人の関係性に変化が加わるのかーわくわく。と、そんな生易しいものではなかったとあとから知ることになります。胃に穴が開きます。

関係に変化が訪れますが、三人でいたい気持ちは三人とも変わらず。この気持ちを捨てることができたらどれほどシンプルであっただろうか、と思いますが、この三人は修羅の道を選ぶことに決めます。非常につらいです。

その後の三人での温泉旅行が最後の幸せの瞬間でした。ここで雪が降ってくることが今後ずっと私を苦しめることになります。ただこのときは楽しく三人の温泉旅行を眺めているだけでした。

2月になり雪菜の誕生日を迎えます。2月14日です。もう一生私はこの日が小木曽雪菜の誕生日であることを忘れないと思います。徐々に春希と雪菜の距離が近づいていきます。

そんな中、かずさは海外へ行くことに決めます。大学は春希と雪菜とは違うというところです。これが良くなかった。春希とかずさの想いに火をつけてしまったわけです。

ここから序章ラストまではもう心が苦しくて苦しくてたまらない気持ちでいっぱいでした。それでもこの物語を見届けなくてはいけない。そしてたどり着いたのは白い雪が降ってくるシーンでした。

なんとかやり遂げることができました。次回予告を見ていた私は「えっ、この展開でヒロイン増えるなんてことある?!」と驚きの気持ちでいっぱいでした。そして雪菜はいったいどうなってしまうんだ、と。

このときから、まず最初に雪菜をどうにかしないといけない、そんな気持ちに駆られていました。

 

ここからは余談ですが、この数日前に西条陽『わたし、二番目の彼女でいいから。3』を読んでいました。このラノベを読んで心をへし折られていたところに、WA2のこれだったので完全にメンタルは殺されました。なんたる奇跡。

 

3. closing chapter 雪菜

その一週間後ふたたび起動しました。雪菜を救うために。

予告に会った通りヒロインが登場してきます。距離の近いヒロイン・和泉千晶、バイト先のデキるお姉さん・風岡麻理、バイト先のお節介な後輩・杉浦小春。どの子も魅力的です。特に、和泉千晶、この子はヤバいとなんとなく一目見たときから感じていました。

そのまま進めていくといよいよ初めての選択肢。雪菜をどうしても救いたかったのでなるべくそっちにいくような選択肢を選び続けます。

そして迎えるは12月24日。運命の分岐点でした。この時点でどこのルートに行けるか決まっているようなものです。つまり、ここだけはどのルートでも見ることになるということです。最悪でした。この日を何度も繰り返すことになるなんて、本当に最悪のタイムループです。初めてのタイムループを体験しました。

ここからは雪菜ルートに入っているのでひたすら雪菜に春希は接近していこうとします。が、このヒロインホントに曲がらないし落ちない。そこが雪菜の悪いところでもあり良いところでもありだから好きだと思う自分がいます。

かつての歌姫は頑なに歌おうとしません。私はもう頼むから歌ってくれ、歌ってくれよ......と思いながら先を進めます。そしてついに春希のギターが彼女を動かすのです。ここのギターは本当に雪菜にしか向けられていないものになっていて、これだけはどのルートにいても曲げなかった春希に私は感動しました。なんという不誠実な誠実さ。

ようやく二人のわだかまりも解けあとはご褒美のシーンへ。このとき私はこの日に受けた予防接種の副反応もありもう心身ともにズタボロでした。せっかくのご褒美シーンも無の感情で眺めていました。

良かったです。これで小木曽雪菜は救われたのです。幸せになって大学生の時を終えました。

 

そして流れ始める「届かない恋」。次回予告です。もうやめてくれと思いました。出てきたのはストラスブールで出くわした黒髪の美少女でした。ああ、終わった......立ち直れませんでした。

この日は熱も上がってきて悪夢を見てもう何が何だかよくわかりませんでした。これほど苦しんだ日はないです。この先を進めるのが怖い。ただただその気持ちでいっぱいでした。

 

4. coda 雪菜true

2023年1月。ついにその時を進めることにしました。辛すぎて先に進めることができませんでした。この間にWA2をプレイし始めすべてのルートを終えた人もいました。コラボカフェもこの間にやっていたような気がします。私は逃げ続けていました。やると言いつつもやれなかったのです。でも、いつまでもそれではいけないということで始めました。

今回も雪菜のエンドになるように進めていきます。codaはかずさの一回目の日本公演とそのあとの雪菜の誕生日が鍵を握ります。この期間にどうするかでどちらに転ぶことになるかが決まる、というものでした。

そしてこのルートはWA2で最後にやるのを勧められていたルートです。このときは気づきませんでしたが、このルートがいかにすべての集大成であったのかということにすべてのルートをプレイし終えた今気づかされました。

それは何と言っても雪菜とかずさのぶつかり合い。そして学園祭前日で止まっていた時間が動き出したからです。このルートでしかこれが見られません。雪菜の真っ向から曲げない性格でかずさを雪菜のペースに引きずり下ろしていきます。こんなヒロインがいたのか。たまったもんじゃない。私はどんどん雪菜に心を奪われていきました。

そんな雪菜だからこそ最後は掴み取ります。北原春希を。このヒロイン強すぎる。なんでこんな良い子がこんなに苦しまなくてはいけないのか、何度そう思ったことか。

最後に出てきたCGはもう涙で画面が見えませんでした。やった......ひとまずのハッピーエンドを見ることができたんだ......安心しかありませんでした。

 

5. coda 雪菜ノーマル

2024年3月。他のルートを終わらせると心に決めました。一年空いてしまいました。この間にも定期的にWA2の話題は私のタイムラインに上がってきて、そのたびに冬馬かずさを救わなければと思っていました。ええ、思っていました。

というわけで、攻略サイトを解禁してそれぞれのルートを攻略していきます。

このルートは比較的短い本当に普通?のルートです。雪菜とかずさは交わりません。雪菜がそれを拒んでいたからです。ホントにそれでよいのか?その疑問が残るルートでしたが、雪菜はそれで良いということを選んだルートでした。これもまた小木曽雪菜なのだとそう思いました。

 

6. coda かずさノーマル

いわゆるかずさ浮気エンドというルートらしいです。いよいよかずさtrueを見るぞと思い選択肢を選んでいきましたが、選べません。何度も雪菜ノーマルに行きました。そして気づきました。先にノーマルエンドを見る必要があるということに。

基本的にはかずさの日本公演から追加公演の間までの話が変化するので、その時間で春希と雪菜、かずさに何が起こるかを楽しむcodaになっています。

このルートは愛と情欲にまみれたルートでした。単純に言ってかずさがエロい。そしてずっと甘えている。なんだこの可愛らしさは。ずっと雪菜ばかり追ってきたのだけれど、これは可愛すぎる困る。

日々、春希とかずさは睦み合っていてずっといちゃいちゃを見せ続けられます。が、そんな幸せな日々は長くは続かないのがWA2。私はそのことをこれまでの経験から学びました。

かずさは春希から離れていこうとします。そんなときにかずさが春希に言い放った言葉を私は忘れることができません。私の宝物は......かずさの想いのこもった言葉にしばらく画面を見つめることしかできませんでした。呆然としていました。

そしてこれでさよならだと言わんばかりに見せつける追加公演での演奏。かずさとの別れです。辛いです。なんですかこれ。

そして隣には雪菜がいます。なんでこんな状況を作り出してしまったんだ......ここで完全に北原春希が壊れてしまいます。そしてエンディングへ。

エピローグは季節は巡りふたたび冬へ。雪菜......このルートでも君は強いヒロインなんだね......そう思わされて幕を閉じたルートでした。このルートの方がtrueより実は好きなのかもしれない。

 

7. coda かずさtrue

そしていよいよかずさtrueを選べるようになりました。ということは雪菜を切り捨てるしかないルートです。

このルートは春希が最後までかずさをあきらめなかったルートです。そのためにどうやって雪菜の気持ちに折り合いをつけるのだろうと思っていました。

そうやるのか......これは相手がかずさだから描けるルートなんだと思いました。雪菜が最後に春希を選べなかった理由は、春希以外の人がいたから。でもかずさには春希しかいない。かずさの全力の一途な想いには雪菜の想いが勝てなかった。それは環境の違い。かずさというヒロインをヒロインとしてしっかりと描きながら、雪菜というヒロインとの違いをしっかりと見せつけてきた。そんなルートでした。

このルート、本当に純愛でかずさとのいちゃいちゃシーンないんですよね。ノーマルでヤリまくっていたからかとも思いますが、あえてこのルートで描かなかったのはかずさの恋心の純粋さを際立たせるためでもあったのかな、なんて思いました。

 

これでcodaが終わりました。

 

8. closing chapter 小春

大学生に戻って各ヒロインのルートを攻略していきます。

このルートは自分の中の理性と本能が大喧嘩したルートでした。本当にあなたたちの選択は正しいのか。でもそれは外野からの意見であって、この二人にとっては「愛」ゆえのものなのでしょう。でも本当にそれで良いのか。という問答をずっと繰り返していました。特に最後の小春の選択はずっと理性と本能が戦っていました。

恋愛関係に支配される友情関係、どこかのマンガで読みました。まさにそれでした。でも、このルートで最後に雪菜が出てきて小春にかけてあげた言葉が正答なんだと思いました。確かにそれですべての問題が落ち着くこともあるよなと。この雪菜の言葉でギリギリ春希と小春の関係を良しと出来ました。それに小春が「小春希」ならばこのルートはこのエンドで合っているかなと納得しました。

そしてこのルートをやって気づいたのです。かずさ以外に負ける雪菜をあと何回か見ないといけないということに......

 

9. closing chapter 麻理

デキるお姉さんは好きですか?大好きです。

大人の余裕がありつつも可愛らしい一面も見れる。そんなルートです。比較的このルートは安心して見れました。ここまで来るのにメンタルが鍛えられたからというのもあるのかもしれません。

このルートでびっくりしたのは、新キャラ出るんだ......ということです。普通のラブコメラノベっぽい展開かなと思いました。年の差、焦るお姉さん、好きです。

バッティングセンターのシーンも良いですね。お姉さんキャラがバットを振っているシーンがとても好きです(俺ガイルの平塚先生とか......)。

codaでアメリカに行ってしまったということを先に知っていました。なのでこのルートもアメリカへ行くという別れで麻理さんを選ぶことができるのかということがお話の焦点です。そして雪菜です。彼女との別れるためのトーク。雪菜は本当にこれで別れることを決意できたのでしょうか。わかりません。わかりませんが春希を追いかけなかったということはそうなのでしょう。あんた、私のこと好きだったー?春希の思い出の女の子になれたでしょうか。

麻理さんに最後には会えたのですが、なんかこれ叙述トリックみを感じました。ちょっとミステリでテンションが上がっている自分がいました。ありがとうございました。

 

10. closing chapter 千晶ノーマル

最初からこの子はヤバいと警鐘が頭の中で鳴っていたので最後に回しました。このルートもエロいです。というか千晶がエロい。

ノーマルなのでそこまで語ることは多くないのだけれど、やっぱりこれは謎が残るルートだなと思います。というかこれは多分「問題編」なんだと思います。和泉千晶から出された挑戦状です。この挑戦状に挑まずに終わったルート、そんな感じがしています。

 

11. introductry chapter (2回目)

CGモードを見ていたときになんで選択肢のなかった序章で解禁されていないCGがあるんだと思っていました。それを回収するために2回目です。

かずさの描写が追加されていました。codaで言っていたことがしっかりと描かれています。つら......この学園祭がすべての始まりだったよ......

本命は瀬能千晶です。やっぱりそのパターンだったかーとここで初めて気づきます。異常に春希のことを気に入っているのもここで気になりましたが、この気がかりだったことはこのあとすぐわかりました。

 

12. closing chapter 千晶 true

そして和泉千晶の「解決編」。なぜ彼女が春希に接近していたのかが明かされます。

彼女はこの物語におけるもうひとりの「天才」でした。高校のときは演劇部。大学でもその実力はそのままに看板女優。名前は瀬之内明。ついに明かされた彼女の真の姿に私は心を奪われて仕方ありません。ここにきて天才キャラがでてくるなんて......

ノーマルエンドの裏側がまずは描かれていきます。彼女は三人があの学園祭に至るまでを舞台化しようとしていました。春希に接近し人となりをコピーし、雪菜に接近し言動をトレースします。自分が演じる舞台のために。

どれが本物の和泉千晶かなんてわかりません。彼女は常に演技をすることで自分を保っていたのだから。そんなことが春希にもバレて距離が空いていってしまいます。

あとこの途中で千晶が切り札を持つんですが、えっ!このルートでついに?なんて思ったりしていました。結果、その切り札は結局切り札にはならなかったわけですが、気づかされたタイミングが舞台の途中というのも悲しい。

千晶は雪菜とかずさを完璧に演じていました。そして劇もいよいよ終わろうとしているとき、ついに彼女の想いが吐露されます。このときやっと彼女の素顔が見れたような気がしました。天才のベールがはがれる瞬間好きです。

甘々なラストを経てこのルートは終了。和泉千晶、好き。

 

これにてclosing chapterは終了。

 

13. 追加特典

ビジュアルノベルやミニアフターストーリー、ボイスドラマ、など特典が残っているのでこちらも一つ一つ触れていきました。基本的にはintroductory chapterを補強する内容のものが多かったかなという印象です。いくつか気になったものの感想を。

・幸せへと戻る道

かずさtrueのその後。バカップル(夫婦)その1。そういえば結婚式挙げなかったね、この子たち。時間が解決してくれることもあるのでしょう。ふたたび五人が日本で集まれそうで嬉しかったです。

・幸せへと進む道

雪菜trueのその後。バカップル(夫婦)その2。いちゃいちゃを見せつけてくれます。雪菜のその後といったらもうこれしかないでしょう。こちらもとても嬉しかったです。

・祭りの前~ふたりの二十四時間~

うん、良い。かずさと雪菜の前日譚。彼女たちふたりの間で何があったのか。修学旅行ではないけれどコイバナに花を咲かせます。雪菜ぐいぐいいきますね。

・再会と贖罪のニューイヤー

もしかずさのコンサートに行っていたら。雪菜からも電話がかかってきて一触即発の展開でまたこの苦しい展開か......と思っていた。そしたらアニメの告知だった。そこから先はコミカルで面白かった。そういえばアニメも実はすでに視聴済です。

・幸せの日~ベッドの上の物語~

ピロートーク。Good!

 

14. 不倶戴天の君へ

残された最終ルート。かずさ浮気エンドを補強するものになっていた。

このルートは今までと違い春から秋にかけての物語になっている。かずさが日本にさよならを告げ、雪菜がふたたび春希のもとへ帰ってからの物語。

このルートの雪菜も強い。めげずに春希のもとへ通い続けます。が、それが重荷になっていって壊れそうになっていきます。

一方のかずさ。母親のためにオケに乗ることになりますが、彼女も思ったように進まない。誰かに弱音を吐きだしたい。でもかつての最愛の人にはもう頼らない。だから電話を掛けた先は──

だからこの物語は「不倶戴天」なんだと思った。雪菜とかずさが一生涯の敵であることを決めた日。彼女たちの一世一代の大喧嘩は苦しいものでもなくて、どこか安心して見れる自分がいた。この二人は心の奥底では繋がっているから安心して全力の言葉をお互いにぶつけられるのだなと。「不倶戴天」は「大親友」の類義語なのかもしれない。

このルートだけは雪菜は三人でいることをやめたんだなと思った。あれだけ三人でいることにこだわっていた雪菜がついにそれにこだわらなくなった。こんなルートも見ることができるのか、どこまで楽しませてくれるWA2......!!!!

春希が寝転がっているCGとても好きです。今まで冬の物語だったのでこのシーンは新鮮でした。温かな風が二人を包み込んでいて、私も穏やかな気持ちになりました。

そしていよいよ春希は復帰。このルートで一番びっくりして嬉しくなったのがこのすぐあと。なんと編集長としてアメリカから「あのひと」が帰って来るというのです。良かった......ホントに良かった......

最後、かずさの凱旋講演。縁はいつまでも続いていく。季節が巡る限り。

 

書いている途中で気づきましたが、依緒と武也の話、朋の話、小木曽家の話、ここら辺全く書けてないなって。これ書いている今でもすでに相当な文字数になっていますが、この面々のことも書くとなると相当長いものになるなあ。

 

おわりに

人生で初めてプレイしたノベルゲーでありR-18ゲームでした。もう二度とやりたくありません。でもやっぱりヒロインたちに会いたいなとは思います。もっと軽い気持ちで見れる日が来るのかな。そんな日は来ないよね。最近は和泉千晶が歌う「届かない恋」をずっと聴いています。良い声。

彼女たちの結末の全てを見届けることができて良かったです。